海外実務訓練履修報告
メキシコへB4海外実務訓練に行った鈴木くんからの報告です
実務訓練機関 Center for Research and Advanced Studies of the National Polytechnic Institute (CINVESTAV-IPN) / メキシコ国立工科大学高等研究所 @ Mexico city, Mexico
1.海外で実務訓練を行った理由
  私は将来、研究職に就くことを目指しており、   海外の研究機関での実務経験を積むことが自身の成長につながると考え、海外実務訓練への参加を志望しました。   また、これまで海外渡航の経験がなかったため、日本とは大きく異なる文化を持つメキシコでの生活を通じて、   新たな価値観に触れ、自分自身を見つめ直す機会にしたいと考えました。
2.実務訓練先機関の紹介・実習内容
  私が実習を行ったメキシコ国立工科大学高等研究所(Cinvestav)は、   さまざまな分野の高度な研究が行われており、修士課程以上の学生が中心となって研究に従事しています。   世界中から研究者が集まり、多様な文化が交差する国際的な環境が特徴です。   実習では「透過型電子顕微鏡(TEM)を用いたハイエントロピー合金の局所構造解析」に携わりました。   私自身の研究テーマとは異なる分野ではありましたが、TEMの基礎や解析手法について体系的に学ぶことができ、   非常に有意義な経験となりました。また、現地の学生や教員との活発なディスカッションを通じて、   英語での議論力を実践的に養う貴重な機会にもなりました。
   
3.現地での生活
  メキシコシティは標高が高く、日中と朝晩の気温差が大きいため、体調管理には注意が必要でした。首都であることもあり、   治安は比較的安定していました。物価は日本とほぼ同程度か、やや安いと感じました。   現地ではCinvestavの研究学生とルームシェアをしており、生活面での不安や困りごともルームメイトに助けてもらえたため、   非常に快適に過ごすことができました。食事も充実しており、タコスはもちろん、   「ポソレ」と呼ばれるスープ料理が特に美味しかったです。また、研究学生とともに外出し、   メキシコで有名なテキーラを飲む機会もありましたが、高地のためか非常に酔いやすく、注意が必要です。
   
4.海外実務訓練を考えている学生へ
  私自身、英語が得意ではなく、当時のTOEICスコアは500程度でした。初めての海外渡航ということもあり、   多くの不安を抱えていましたが、実際に参加してみて本当に貴重な経験ができたと感じています。   英語への抵抗感が薄れ、英会話やディスカッション、メールでのやりとりなどにも自信が持てるようになりました。   さらに、現地の学生やルームメイトとの交流を通じて、自分の将来について改めて考える機会にもなりました。   海外での実務訓練に挑戦することは、確かに不安もありますが、それ以上に得られるものが大きく、視野が広がります。   就職活動や進学にも必ず役立つ経験になると思います。迷っている方も、ぜひ一歩踏み出して挑戦してみてください。
   

●indexページへ戻る

●TOPページへ戻る