研究テーマ:「鉄鋼材料の組織制御・材質予測」


 鉄鋼材料は、機械構造用材料, 自動車用材料等のあらゆる分野で用いられており、
最も身近な材料である。その理由の一つとして、組織制御や合金設計により、種々の
特性を容易に創り込めることが挙げられる。しかしながら、例えば機械・自動車部品の
製造方法として広く用いられている鍛造加工においては、寸法精度や量産性のみを重
要視し、機械的特性は合金組成のみで決定されてきた。本研究室では、鍛造加工中の
熱・加工履歴を有限要素シミュレーションにより高精度に解析し、相変態や析出挙動を
熱間加工再現試験装置等を用いて明らかにすることで、材料・加工の両面からの高強
度化・材質改善することを目指している。



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